Sunday, November 2, 2008

NOT A MERE PAGE IN HISTORY  歴史の単なる1ページではない

                     
日英バイリンガル通信  No. 38 Hiroshi Matsuoka 松 岡 博

NOT A MERE PAGE IN HISTORY

  I was shocked the other day when I was watching a Korean historical drama, Hur Jun. It depicted the Bunroku-no-eki or Japan’s invasion of Korea in 1592. Since it occurred more than 400 years ago, it is not directly connected with me. However, I felt embarrassed. I was ashamed of myself as a descendant of the invaders.
  I am a great fan of Korean historical dramas. I have so far watched more than ten Korean historical dramas including Dae Jang-geum and Jumong. Now I am enjoying Hur Jun, a 64-episode drama of a doctor named Hur Hun during the reign of Joseon’s 14th Emperor Seonjo. In the 56th episode, Hur Jun is promoted to the position of royal physician.He celebrates the promotion with his family and friends, when Japan invades Korea.
  First, the Koreans were not worried about the invasion, but the Japanese advanced to threaten Hanyang (present Seoul). All the Hanyang people panicked, packed their possessions, and ran to the north. Hur Hun’s family also tries to flee, but Hur Jun remains to prevent the royal medical documents from being burned.
  Until I saw the episode, the Bunroku-no-eki had just been one of the numerous Japan’s historical events for me. I studied about it in my high school history class. Japan invaded Korea because a great unifier of Japan, Toyotomi Hideyoshi wanted to conquer Korea and the Ming Dynasty. My viewpoint then was based on Japan’s side.
  However, I was in the Korean shoes while I was watching the drama. I had been so absorbed in it that I had identified myself with Hur Jun. Japan messed up Hur Jun’s happy moment of promotion. Japan’s army ruined the peaceful life of the Koreans. Japan ruined the palaces, killed Koreans, damaged the fields, and burned their houses. Japan in the drama was my enemy.
  Now, the Bunroku no eki is no longer a mere page in history for me. It has become an embarrassing one.

                       歴史の単なる1ページではない

 先日、韓国歴史ドラマ「ホ・ジュン」を見ていてショックを受けた。ドラマは1592年に日本が朝鮮を侵略した「文禄の役」を扱っていた。400年以上前のことだから私には直接関係のないことだけれど、私は当惑し、侵略者の子孫として恥ずかしく思った。
 私は韓国歴史ドラマの大フアンで、「チャングムの誓い」「朱蒙(チュモン)」など、10本以上は見ている。今見ているのは全64話の「ホ・ジュン」で、李氏朝鮮14代宣祖国王(1567-1608)時代のホ・ジュンという名前の医者の物語だ。第56話では、ホ・ジュンは宮廷医に昇進し、家族や友人と昇進を祝っていると、日本が朝鮮を侵略してくるのだ。
 初めは、朝鮮人は侵略を心配していなかったのだが、日本が漢陽(今のソウル)に接近するに至り、漢陽の人々はパニックに陥り、家財道具を荷造りし、北方へ逃れた。ホ・ジュンの家族も逃げようとするのだが、ホ・ジュンは宮廷の医学書が燃えないようにとそこに留まるのだ。
 この話を見るまでは、「文禄の役」は私にとっては日本史の無数の出来事の一つにすぎなかった。「文禄、私は日本側の視点に立っていた。
 しかし、「ホ・ジュン」を見ているときは朝鮮側の立場に立っていた。私は「ホ・ジュン」にのめりこみ、ホ・ジュンと一体になっていた。日本軍はホ・ジュンの幸せな時を台無しにしたのだ。日本は朝鮮の宮廷を破壊し、朝鮮人を殺し、田畑を荒らし、民家に火をつけた。ドラマでは日本は私の敵であった。
 「文禄の役」は私にとって、もはや単なる歴史の1ページではなくなった。恥ずかしい思いをさせるページとなった。

7 comments:

  1. こんにちは。お元気ですか?
    日本は今頃寒くなっている頃じゃ無いですか?
    ここdaytonaはFLなのにも関わらず朝と夜は寒すぎます。
    この前は、最低気温1℃までいきました。
    朝早くから寮出て、夜遅くに寮に帰る僕としては、まさに地獄のようです(笑)

    最近、EssayやResearch Paperの宿題に追われています。
    書き始めるとすぐに終わるのですが、やる気の出るまでに時間がかかってしまっている始末です。

    僕はあと45日で今学期が終わるので今、日本に帰れる事をすごく楽しみしています。

    この前、先生に紹介してもらった本を買いました。
    Master of the GameとDeception Pointを面白そうだったので今、読み始めている所です。
    これが読み終わったら、次々と読破していこうと思っています。

    学期始めに友達の韓国人と竹島について議論しました。
    いったいどっちの領土なのか?
    本当の歴史について色々と語って楽しかったです。
    自分の知識の無さを思い知りました。

    聞いた限り、やっぱり韓国人のほとんどが日本人を嫌っているそうです。
    僕も含めて日本の人々は、知識(竹島について)が無いのにも関わらず、竹島は日本の領土だというは辞めて欲しいと言われました。
    ちゃんと知っている人ならともかく、知らな人にだけは言われたく無いみたいです。
    確かに、言われてみればそうだなと思いました。
    誰だって知らない人にあたかも知っているかの用に言われるのは嫌ですからね。

    これからどんどん寒くなると思いますが、お体だけは気を付けて下さい!!
    では、またの更新楽しみにしています。

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  2. 琢磨君

    1℃とは寒い。この先が思いやられますね。先週東北の旅に女房と行ってきましたが、さすが寒い。八甲田山の頂上は雪が積もっていて、たぶん1℃以下だったでしょう。奥入瀬川とか十和田湖とか平泉など紅葉が美しかった。

    マットの目に書いたように、韓国ドラマにはまっています。渤海という国を建国した大祚栄テジョヨンの物語を見ています。全部で、140話あり、目下30話ぐらいです。日本では到底このような長編はできないと思います。そのドラマ制作能力と役者ぞろい、スケールの大きさに圧倒されます。

    オバマが大統領選挙に勝ち、日本では号外が出ましたよ。そちらのむーどは如何ですか

    ではまた
    松岡

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  3. オバマさんがAmerica史上初の黒人大統領になりましたね。
    僕も当選した瞬間をTVでみんなと見ましたが、America国民もそうでない人もスゴい盛り上がり方でした。
    特に、黒人の方々はスゴかったです。

    みんなElection Dayの時から当選結果が出て1日たった今でも、そこら中でオバマさんの話でいっぱいです。
    車のウィンドウにもI LOVE OBAMAって書いている人が居るくらいオバマ人気はスゴいです。

    この歴史的瞬間を、ここAmericaで過ごせた事を嬉しく思います。

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  4. こんにちは、お久しぶりです!だんだん寒くなってきましたが、松岡先生は元気でお過ごしでしょうか?僕は昨日運悪く風邪を引いてしまいました。駿台の自習室は季節を無視し、なぜかいまだに冷房がガンガンに効いているのです(笑)
    さて、いよいよ秋になり、浪人生活も半年を過ぎました。最近センター試験の出願も終え、ようやく実感が湧いてきました。
    勉強の方はまあまあ順調で、特に英語と化学は河合の記述模試で全国best100に入れる程になりました!できれば受験は今年で終わりにしたい!というのが切実な思いです。

    無事に大学に入れたら、TOFLEを受けて英語を活かせる英語圏の大学に編入学し、そこで研究をするのが僕の夢なので、今が踏ん張りどころと思って残りの期間も頑張ろうと思います。

    ところで、次の浪人激励会には先生もぜひ来てくださいね!ブログの更新も楽しみにしてます!!

    p.s.この前学校に調査書を取りに行ったのですが、その時成田先生が、「中一の担任なんてやってらんねぇ」みたいなことを言っていました。彼も気苦労が絶えないみたいです。(笑)

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  5. 上島君

    すばらしい!英語が全国で100番以内とは。良く頑張りました。英語圏での研究大いに期待しています。

    GOOD LUCK!

    松岡

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  6. ども。筒井です。お元気ですか?
    ふと、思い出して、ここにきたので。コメ残しておきます。

    先生と連絡を取りたかったらここにコメ残せばよろしいのでしょうか?それとも、他に連絡手段ありますか?

    ちょくちょく、学校に行って。会った先生には近況などは伝えているのですが・・・とりあえず、生きてますw

    まぁ、卒業後もそれなりに苦労もありますが。予想の範囲内です。

    先生の方は変わりありませんか?

    また、いつか機会があったら会いましょう。

    では。

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  7. 筒井君

    コメント有難う 君の顔を思い浮かべ、懐かしく読ませてもらいました。元気に「生きている」そうですね。
    今何をしているのですか
    私は、全くの自由人です。

    「マットの目」は続けますので、ここに来て下さい。なお私のメールは
    mhiroshi62@yahoo.co.jpです

    See you again.

    松岡

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