目からうろこ
先日、若い知人二人と話をしていた時、私は愚痴をこぼした。「年取ると、残された時間が限られてきてね。それに引き換え、君たちはいいねえ、いっぱい時間があって、やりたいことはいくらでもできる。本読んだり、旅行に行ったり、新しいことに挑戦したり」
ところが、若者の言葉を聞いて目からうろこが落ちた。「そんなことないすよ、朝から晩まで働かされて、仕事を終わって家に帰ると、疲れて読書どころじゃないす。やりたいことなんて、なかなかできるもんじゃないす。それに比べて、松岡さんはいいですよ。自由人で、一日24時間どう使ってもいいんだし、うらやましいのはこっちです」
若いからと言って、前途に時間が有り余っているわけではないのだ。若者の時間だって枠がはめられているのだ。その通りだ。年を取って余生の時間がないなんて、こんな愚痴はよさなければ……。やりたいことが自由にできるんだから。
AWAKENING
However, I found I was wrong. They refuted that they had to work from morning till night; that they were too exhausted after the day’s work to read a book or do what they wanted to do. One of them said, “I am envious of you. You have no work to do. All 24 hours a day is at your disposal. You can spend your time freely.”
Because they are young, they look as if they had plenty of time ahead, but their free time is actually limited. They are right. I shouldn’t complain about my old age. I can do anything I want to do.
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