昨日(11月10日)富士五湖廻りの途中、本栖湖でバスがバックして停車する時、後部バンパーが、駐車中の乗用車の側面に当たり、凹んでしまった。
添乗員と運転手と、乗用車の運転手が損傷箇所の傍で話し始めた。(私はバスの窓側に座っており、彼らの遣り取りが見えた)添乗員は会社に電話をしているようであった。
添乗員は乗客に謝り、「会社の指示は、警察に連絡をとる。代用のバスを回送する」とのこと。運転手も我々観光客に謝った。
困った。本栖湖を予定通りに出発しないと静岡駅発の新幹線に乗れない。乗れなければ、後発の新幹線の自由席に乗ることになる。私は一時間半も新幹線に立ち続けることはできない。
20分ぐらい経つとパトカーが来た。警官が現場を調べ、写真を撮り、約20分後に去って行った。
回送バスは来ない……。
添乗員が「会社に警官の調べがあったと連絡したら、そのまま走って良いとのことでした。今から発車します。途中で土産店でのトイレ休憩は飛ばして、静岡駅に直行します。新幹線には、予定通り乗車できます」と言った。
ああ、良かった。
こんな経験は初めてだ。飛行機や電車の事故で、客が待合室やコンコースで座り込んでいる光景を何度も見たが、他人事ではなかった。