先日、犬と話ができる女性を特集したテレビ番組を見て驚きました。まるでドリトル先生の女性版です。彼女はハイジという名前で35歳前後。
ハイジが話した犬は老衰で死にかけており、後ろ足がないため立つことができませんでした。その飼い主は4年前、雨の日に道端に横たわっている犬を見つけて、可愛そうに思い、家に持って帰って世話をしてきました。
最近、この犬が変な遠吠えをして何か言いたそうなのです。そこで飼い主はハイジに犬が何を言おうとしているのか尋ねることにしました。
ハイジは犬をじっと見てからおもむろに、
「このワンちゃんは、最初は男の人に飼われていたのですが、交通事故で後ろ足を亡くしてから道端に捨てられたのですよ」
と言いました。(なんというひどい男!)
運良く、ワンちゃんは雨の日に偶然別の男の人に拾われたのです。新しい飼い主は後ろ足の代わりになるように車椅子を作ってやりました。ワンちゃんはとても喜んで走り回りました。また家族ぐるみで可愛がられました。
ハイジによると、犬が言いたかったことは次のようなことでした。
「私は歳を取り、弱っていてもう長く生きられませんが、死ぬ前に私を拾ってくださったあなたにありがとうと言いたいのです」
犬の最後の言葉を聞いて飼い主も奥さんも子供達もすすり泣きました。(なんて優しい家族なのでしょう)
ハイジはもう一匹の犬とも話しましたが、この犬も弱々しく痩せていました。飼い主はなぜこんなに衰弱し食欲がなくなってしまったのか知りたいと思いました。ハイジは精神を犬に集中し、次のように言いました。
「このワンちゃんは、世話をしてくれた女の子がいなくなって寂しく思っているのです」
実は、女の子は一年前10歳で亡くなっており、今は3歳の妹が犬の世話をしていました。
ハイジは続けて、
「ワンちゃんは、自分が亡くなった姉さんの代わりで、妹を守らなければならないという責任感を持っています。妹の寂しい気持ちが分かるのです。姉さんが死んだとき妹はまだ2歳で、死ぬということの意味がまだ分からなかったのですが、3歳になって、もう姉が戻ってこないことが分かるようになったのです。ワンちゃんは妹のことを自分のことのように気の毒に思っているのです。ところで、このワンちゃん、亡くなった姉さんが気に入っていた何か茶色で柔らかいものを今欲しがっていますよ。何だか分かりますか」
すぐに、飼い主のお父さんは茶色のぬいぐるみのクマを持ってきました。ワンちゃんはぬいぐるみに飛びつき、鼻をこすりつけ尻尾を振りました。
ハイジは犬だけでなく、魚類、アザラシ、象などとも話ができます。また若いころは警官で、多くの犯罪者の隠れ家を見つけて表彰されました。恐らく犬や猫に隠れ家を聞いたのでしょう。
なぜハイジが動物の気持ちが分かるのか不思議ですが、もし私が動物と話せたら世の中まるっきり違うことでしょう。ドリトル先生は単に空想世界の住人ではなく、現にこの世にいるのです。
ハイジが話した犬は老衰で死にかけており、後ろ足がないため立つことができませんでした。その飼い主は4年前、雨の日に道端に横たわっている犬を見つけて、可愛そうに思い、家に持って帰って世話をしてきました。
最近、この犬が変な遠吠えをして何か言いたそうなのです。そこで飼い主はハイジに犬が何を言おうとしているのか尋ねることにしました。
ハイジは犬をじっと見てからおもむろに、
「このワンちゃんは、最初は男の人に飼われていたのですが、交通事故で後ろ足を亡くしてから道端に捨てられたのですよ」
と言いました。(なんというひどい男!)
運良く、ワンちゃんは雨の日に偶然別の男の人に拾われたのです。新しい飼い主は後ろ足の代わりになるように車椅子を作ってやりました。ワンちゃんはとても喜んで走り回りました。また家族ぐるみで可愛がられました。
ハイジによると、犬が言いたかったことは次のようなことでした。
「私は歳を取り、弱っていてもう長く生きられませんが、死ぬ前に私を拾ってくださったあなたにありがとうと言いたいのです」
犬の最後の言葉を聞いて飼い主も奥さんも子供達もすすり泣きました。(なんて優しい家族なのでしょう)
ハイジはもう一匹の犬とも話しましたが、この犬も弱々しく痩せていました。飼い主はなぜこんなに衰弱し食欲がなくなってしまったのか知りたいと思いました。ハイジは精神を犬に集中し、次のように言いました。
「このワンちゃんは、世話をしてくれた女の子がいなくなって寂しく思っているのです」
実は、女の子は一年前10歳で亡くなっており、今は3歳の妹が犬の世話をしていました。
ハイジは続けて、
「ワンちゃんは、自分が亡くなった姉さんの代わりで、妹を守らなければならないという責任感を持っています。妹の寂しい気持ちが分かるのです。姉さんが死んだとき妹はまだ2歳で、死ぬということの意味がまだ分からなかったのですが、3歳になって、もう姉が戻ってこないことが分かるようになったのです。ワンちゃんは妹のことを自分のことのように気の毒に思っているのです。ところで、このワンちゃん、亡くなった姉さんが気に入っていた何か茶色で柔らかいものを今欲しがっていますよ。何だか分かりますか」
すぐに、飼い主のお父さんは茶色のぬいぐるみのクマを持ってきました。ワンちゃんはぬいぐるみに飛びつき、鼻をこすりつけ尻尾を振りました。
ハイジは犬だけでなく、魚類、アザラシ、象などとも話ができます。また若いころは警官で、多くの犯罪者の隠れ家を見つけて表彰されました。恐らく犬や猫に隠れ家を聞いたのでしょう。
なぜハイジが動物の気持ちが分かるのか不思議ですが、もし私が動物と話せたら世の中まるっきり違うことでしょう。ドリトル先生は単に空想世界の住人ではなく、現にこの世にいるのです。
あちこちで
地球を汚さないでと
動物の声
地球を汚さないでと
動物の声
THE STORY OF MS. DOLITTLE
The other day I was amazed at a TV program featuring a woman who talked with two
dogs. She is an American named Heidi, around 35 years old.
The first dog she talked to was an old dying dog which was unable to stand because
it had no hind legs. The dog’s owner said that he found it lying by the
roadside on a rainy day four years before. He had felt so sorry for it that he
brought it home and took care of him.
Recently the owner noticed the dog’s queer howling. It sounded like it
wanted to say something to him. The owner wanted to understand the dog’s
feelings. So, he asked Heidi about it.
After watching the dog for a few seconds, Heidi said that the dog had
been first owned by a man, who took a good care of it, but that after the dog
had lost his hind legs in a traffic accident, he discarded it on the roadside.
(How cruel he was!) Luckily, however, it so happened that the dog was picked up
by another man on a rainy day. The new owner made a wheel chair that
substituted for its hind legs. The dog ran and ran happily. His whole family
took a good care of him.
According to Heidi, what the dog wanted to say was: “I became so old and
weak. I have only a short time to live. Before I die, I want to convey my
heartfelt thanks to you for picking me up and making a wheel chair.” The owner,
his wife, and children sobbed to hear the dog’s last words. (What kind people
they are!)
The second dog was also sick and skinny. The owner asked Heidi why the dog had
become so feeble and had no appetite. After concentrating on the dog, Heidi
said, “The dog misses the girl who took care of her.” The girl had died at the
age of ten a year before and now her younger sister aged three was taking care
of the dog. Heidi said, “The dog feels as if it were a substitute for the
deceased sister. It feels a sense of responsibility to protect the younger
sister. It understands the younger sister’s lonely feelings. When her elder
sister died, she was only two years old and did not know the meaning of death,
but now that she is three she understands that her sister will never come back.
The dog feels very sorry for the younger sister. By the way, it wants something
soft and brown that the deceased girl loved. Do you understand what it is?” The
owner brought a brown Teddy bear. The dog jumped to it and pressed its nose
hard against it and sniffed it wagging its tail.
Besides being able to talk to dogs, Heidi can talk to fish, sea lions, elephants and
other dogs. When she was young, she was a policewoman. She received an award
because she had found many criminals’ hiding places. She must have asked the
dogs and cats where they were.
I do not understand why and how she can understand animals’ feelings. How
different the world would be if I could communicate with animals. Dr. Dolittle
is not a fantasy character; we have Ms. Dolittle.
don’t pollute the earth
complaints of animals
all over the world