初めての長編小説
「黒い花魁」というタイトルの長編小説(400字詰原稿用紙492枚)を脱稿し、「小説すばる新人賞」に応募した。葛飾北斎の娘・応為ことお栄が「吉原格子先之図」を完成するまでの話であるが、執筆に10カ月ぐらいかかっている。鶴舞図書館と愛知アートライブラリーで北斎と応為の関連の書籍や小説はほとんど読み、資料を基に仕上げた。時間と労力と精神力の戦いであった。あと10年若ければと思うが、こればっかりはどうにもならない。一次審査が9月だ。せめて一次は通って欲しい。
First Novel
★このブログは私が南山中高等学校男子部の英語教員だったときに英語の副教材として発行していた「日英バイリンガル通信」の継続版です。★第1号は2002年11月発行で、当時の生徒は中学1年生でした。通信の最終号(第29号)は2008年3月発行で、生徒は持ち上がってきた高校3年生です。★同年3月に退職してからも同通信をブログで発行し続け、今日に至っています。 This is a continuation of the bilingual bulletin that I published for my students when I was an English teacher at Nanzan High School in Nagoya, Japan. I started the publication when I taught the seventh graders in 2002 and finished it when they graduated in 2008. I published 29 issues during the 6 years.
初めての長編小説
「黒い花魁」というタイトルの長編小説(400字詰原稿用紙492枚)を脱稿し、「小説すばる新人賞」に応募した。葛飾北斎の娘・応為ことお栄が「吉原格子先之図」を完成するまでの話であるが、執筆に10カ月ぐらいかかっている。鶴舞図書館と愛知アートライブラリーで北斎と応為の関連の書籍や小説はほとんど読み、資料を基に仕上げた。時間と労力と精神力の戦いであった。あと10年若ければと思うが、こればっかりはどうにもならない。一次審査が9月だ。せめて一次は通って欲しい。
First Novel
30年後
三十年ぶりに従妹と話をした。彼女は私より10歳ほど年下で70歳に近い。
コロナ禍で昨年の9月に久しぶりに大垣の墓参りに行ったら、どなたかが墓の掃除をして花を活けてくれていた。大垣の親戚は既に全て亡くなり、墓参りをしてくれそうな人の心当たりがなかった。数年前から、墓参りに行くたびに墓の掃除がしてあるので誰かと思っていた。
そこで、置手紙をしてきた「どなたか墓参り、いつもすみません。ご連絡してください。電話番号 松岡博」紙片に書いてビニール袋に入れ、墓石の段のところに置き上から石を置いた。
従妹のN子さんが半年後の今年の三月それを読んで長い手紙をくれた。実家の墓参りを兼ねて、大垣の墓参りもしているとのこと。N子さんは私の叔母の娘で岐阜に住んでおり、叔母は美濃高田に嫁いでいた。
さっそく、N子さんに電話をした。